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注釈 #1

青木雄二『ナニワ金融道青木雄二の傑作漫画集』を読んだら、「唯物論」と「観念論」という2つの概念の対比で青木雄二氏がこの世の事象を解釈していたことを知った。
本論文では「象徴」と「抽象」という2つの概念に便宜上の名前をつけ定義していたが、どうやら大雑把に言って、青木雄二氏の世界の捉え方と私の捉え方が似通っているように感じた。
「唯物論」と「観念論」については、実際哲学上の論争になっていたようである。本論文を書いた時点では、私はそのことに気づいていなかったが、この2つの考え方で大きく認識のあり方が異なるということを、偶然にも気づいていたということになる。